簡単にストレスなく学習できればどんなに楽か、そんな風に考えたことはありませんか?私は常にどうすれば無駄な力を使わずに効率的にできるのかを考えながら物事に取り組むようにしています。
同法人のやまなみ幼稚園では異業種からの転職を希望される人が近年増えてきています。巷では保育者(士)離れが叫ばれて久しいですが、園ではこのようなありがたい現象が近年続いています。そのような人にも保育士資格を取ってもらえるように支援し、促すわけですが、いくら制度を整えても本人の意思が取得の方向に向いてくれないと前進は難しくなります。そこで、そのような人のために、どうすれば、継続して学習していけるのかを伝える機会があったので、ブログにも掲載したいと思います。
例えば、200ページの書籍を学習する計画を立てる場合、多くの人は「20日で終えるために1日10ページ進める」といったように、ページ数を基準にした計画を立てがちです。また、章ごとに区切って「1日1章」と設定する方法も同様です。
しかし、残念ながらこのような「成果量ベース」の計画は、継続が難しくなることが少なくありません。最初は強い意志で順調に進められても、仕事をしながらでは残業や体調、その他の事情によって、予定通りに進められない日が必ず出てきます。意志の強い人であれば多少の無理もできるかもしれませんが、多くの場合は継続が負担になってしまいます。そこで重要なのは、同じ数字で管理する場合でも「ページ数」ではなく「時間」を基準にすることです。例えば、「1日30分学習する」と決める方法です。この方法であれば、得意な分野では30分で10ページ進むこともあれば、苦手な分野では3ページ程度しか進まないこともあります。しかし、進捗量ではなく時間で管理することで、日々の達成基準が一定となり、継続のハードルは大きく下がります。
さらに、気分を判断材料として取り入れることも有効です。調子が良い日は30分以上取り組んでも構いませんし、気分が乗らない日は20分に短縮してもよいでしょう。週単位や月単位で総学習時間を調整できるルールにしておけば、柔軟性が生まれ、心理的な負担も軽減されます。
さらにもう一工夫として、「習慣化」を組み合わせることで、継続の安定性はさらに高まります。例えば、「寝る前の30分は学習時間にする」といったように、行動を特定の時間帯に紐づける方法です。このように、ストレスを減らしながら学習を続けることこそが、結果的に学習の進度を高めることにつながります。何をどれだけやるかではなく、「どのように取り組むか」という視点を持つことで、より効率的かつ持続可能な学習が可能になるのではないかと思われます。ぜひ試してみてください。
参考文献
Castro-Kemp. S.& Samuels. A. (2022) Working together: A review of cross‐sector collaborative practices in provision for children with special educational needs and disabilities. Research in Developmental Disabilities. 1-20