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学校法人設立の児童発達支援&放課後等デイサービス

管理者発信記事【子どもの心のバリアを取り去ろう!】

 人間関係において、必ず人には心理的なバリアが存在します。どんなに、熱心に話をしても、この心のバリアが高く設定されていると、話を聞いてもらえません。僕達が子どもに接する時に注意しているのが、この心理的なバリアを低くすることです。「先生」という威厳ばかりが目立ってしまう保育者や指導員では、子どもは高い心理バリアを感じてしまい、近寄ってくれません。

 その一方で、子どもと同じ存在でしかない場合は、子どもが指導員をなめてしまい、適切なクラス運営ができなくなってしまいます。先生に必要なのは「優しさ + 威厳」であると、僕は先生達に伝えているのですが、時期をみて、比重を変えていく必要があります。環境が変わったばかりのこの時期は、優しさでもって子どもを包んでいく必要があります。つまりは受け入れですね。顔は知っていても、心は通じきれていないこの時期には、子どもの心理的なバリアは必然的に高まります。まずは、子どもの心理的なバリアを低くするために、心が通じるようにしていくことが大切です。いくら「大丈夫よ、先生は○○君のお友達だから・・・」と口で言っていても、先生の顔が怖かったら子どもは不安になってしまいます。これは、内的不一致といって、行動と言葉の内容が違う場合は、子どもが混乱してしまうことになります。

 ぜひ、ご家庭でもお子さんと接する時に、言葉と、行動を一致させるように心がけてください。帰って来た子どもに「今日も、頑張ったね、お母さん、うれしいよ」と、にこやかに声をかけてみてはいかがでしょうか。